革新的な新技術「パレットインキ」の台頭によって、大幅な経済回復を遂げた日本。
しかしその裏ではパレットインキのプロトタイプ「ブラシ」の流通によって不可能犯罪が多発していた。
偶然にも事件に巻き込まれた女子大生、真梨はブラシの「ブローカー(仲介人)」、灯のもとで、この歪んだ世界へ飛び込んだ。
一方、刑事の速水は、過去のある事件をきっかけにパレットインキの闇を追っていた。
それぞれの思惑が絡み、局面は加速していく。